釣り道具の殆どを処分し天体撮影の関連グッズ購入に充てたのに
結局その天体撮影も止めてしまった私ですが、
そもそも子どもの頃からお金儲けや仕事・職業よりも趣味に夢中になってしまうという
悪い癖がありそれは今も変わりません。
そんな自分が何もせずにいられるかというとやはりNOでした。
人生は死ぬまでのカウントダウン
半世紀以上生きてくるとそういう感覚がより強くなってきました。
本当はやりたくないことを仕事にしてそれに大部分の時間と労力を奪われるなんて
あり得ません。勿論のことながら経済的に可能な範囲でやりたいことをやる、
それが私の人生のモットーです。
はなちゃんがお空に旅立ってからひと月ほどしてまだ悲しみが癒えない中、
ある思いが湧いてきました。
「鳥か・・・」
望遠鏡などを処分したもののデジタル一眼レフカメラのレンズキットは
手元に置いてありました。
はなちゃんとお散歩している時に近所の用水路で何度となくカワセミを目撃して
いました。周りの田んぼや畑にはキジが出没するしトラクターが耕す後をシラサギや
アオサギが付いて回る姿を見ては癒されていました。
ーあれを撮ったら面白いんじゃないかー
星の固定撮影に使っていたカメラにそこそこの強度の三脚もある。
何より鳥は昼間に撮るから星と違って極度の睡眠不足になることがないし、
自宅の庭でもどこでもでき大雨でもなければ天気とほぼ無関係にできる。
良いことずくめじゃないか!!
鳥の種類なんて殆ど知らないけれどいつでもどこでもできるなんて、
最高のヒマ潰しじゃないか・・・
そんなふうに思ったのでした。
更にラッキーだったのは関東でも有数の某探鳥地が車で片道10分程度という
アドバンテージでした。まるでその為に今の家に住んでいるようなものでした。
何でもっと早く気付かなかったんだろう?
そんなわけでこのカメラとレンズを携えて出掛けて撮ってきたのが
こちらの写真。
望遠側105mmですからね、速攻で力不足を痛感させられたワケです。
それでまあやはりというべきか、悔しかったワケです。
そこで早速
このレンズをポチってしまいました。
6Dmk2はフルサイズ一眼レフでもエントリー機ということもありメカシャッターしか
装備されておらず連写性能も最高6.5コマ/秒程度という飛びものを撮るには
明らかに力不足なのですが600mmというズームレンズをゲットしたことで
しばらくはこのシステムで撮ることになりました。
どうせ撮るなら近所のカワセミを、と思いましたがそういえばこの数年見掛けていない
ことに思い当たり軽く絶望。
急遽ネットで検索しカワセミがいそうな場所に目星を付けては
出掛けるようになったのが去年(2023年)の4月。
あっという間に夢中になりました。はなちゃんを喪った心の隙間を埋めるかのように、
いや完全に心の隙間を埋める代償行為です。
それでもある公園ではカワセミ撮影の取っ掛かりを経験させてもらいました。
去年の今頃ですね。
取り憑かれたようにほぼ毎日カメラを鳥に向けていました。
でもそれがカミさんの寂しさを増長させてしまったのかもしれません。
今回はここまでです。